秋分を過ぎ、陽の傾きも早まる秋の到来です。
過ごしやすい今頃の気候は、散策を楽しむにはもってこいの季節ですね・・・。
文京菊まつり(GO TOKYOのサイト)
学問の神様「菅原道真」を祀ることで知られる湯島天神では、11月1日(火)から11月23日(水)まで、「文京菊まつり」が開催されます。
都内ではめずらしい菊人形や、一株から多数の花を咲かせ一輪の花のように見せる「千本咲き」など、見事な鉢植えの菊が約2千株展示されます。
菊まつりといえば、「二本松(福島県)の菊人形」や「弥彦神社(新潟県)の菊まつり」が名を馳せているところですが、いやいやどうして、湯島天神の広い境内で優雅に咲き誇る大輪は、まさに圧巻といったところです。
さて、愛でてよし 食してよし菊の花。ビタミン・ミネラルを多く含む菊の花は、食用としても人気があります。お刺身のツマでちょこんとそえられている黄色い小菊のほか、うす紫色の「延命楽」は、最大の産地山形県で“もってのほか”と呼ばれています。これは天皇家のご紋である菊を食べるのはもってのほかという意味とのこと。菊の花の旬は、9月上旬から12月初旬ころまでで、寒さが厳しい地方では、秋に収穫した大量の菊の花を茹でて冷凍保存し、冬の保存食としていたようです。
ガクから花びらをはがしお酢を少々入れて茹で、相性のよい三杯酢やポン酢、ごまダレなどで召し上がれ。筒状に形成されている菊の花は、独特の歯ざわりが特徴です。
食べても美味しい菊の花、「文京菊まつり」でその美しさを愛でてみてはいかがでしょうか。